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2023/02/24
子どもの頃、 雪がどっさり何日も降って、 空は暗い灰色だった。 |
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どんより暗い空を眺めながら 学校からの帰り道。 こんな日に限って お父さんの車は通らない。 一本道だった田んぼ道には 今日だけでも降り積もった雪がどっさり。 |
絶望的な寒さと 誰もお迎えに来ないさみしさ。 下校時刻にひとりぼっちの私。 そうだ! 私は私の道を作りながら、 大きな雪だるまをお土産に帰ろう。 |
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無謀にも、豪雪のある日。 灰色の空を見上げながら、 一年坊主ひとりっきりの チャレンジの幕開け。 ・ ・ ・ |
結果は、
大きくなりすぎた雪玉が重くて重くて、とうとう道の真ん中で横の田んぼに転がり落として帰りました。
チャレンジ一年生は3時間ぐらいの死闘の結果、
急いで帰ったのですが、更に真っ暗になったので親に大目玉を頂きました。
翌朝、おひさまがとってもまぶしい晴天。
写真のようにキラキラの雪原が広がる中凍った田んぼを横断しながら学校迄の最短距離で登校中。
私のチャレンジは、私の頭よりはるかに高い雪山になってそびえたっていました。
昨日の雪だるま(体だけ)が、今日は一緒に登校する皆んなの自然の滑り台になりました。
昨日叱られたばかりでしぼんだ心が、早朝の日光を浴びてキラキラ輝いてなんだか誇らしい気持ちに。
おひさまは偉大です。