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2023/11/22

キッチンダイニング一体型の間取り実例|横並び型?対面型?家事動線にもこだわった注文住宅のレイアウト

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1日の中でも滞在時間の長いキッチンダイニング。新築住宅を、建てるなら、おしゃれなデザインで家事動線も楽なのが理想的です。今回は、キッチンダイニング一体型の間取りやレイアウト、施工実例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。



リビングとダイニングの違い


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リビングとは憩いの場所です。居間といわずリビングと呼ぶのは洋風の部屋である例が多いです。テレビを見たり、本を読んだり、家族で団らんしたりとくつろぐ場所です。

一方ダイニングは、家族やお客さんが一緒に食事をとる場所。キッチンから運ばれる食事を楽しむ部屋です。キッチンは、料理をつくり食器などを洗い、食材をストックする場所です。

 

リビングダイニングは、リビングとダイニングが一体となった部屋のこと。LDKとは、リビングダイニングキッチンのことです。最近の日本の新築住宅は、LDKの空間を設ける間取りが多く、人気が高いことがわかります。

 

この記事では、LDKの中でも、キッチンダイニングにスポットを当て、人気の間取りのタイプややメリット、デメリットをご紹介します。



タイプ別キッチンダイニングの間取り


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キッチンダイニングには、対面式と一体型の横並び型があります。それぞれどのような間取りをしているのでしょうか。解説していきます。



対面型



対面型キッチンとは、キッチンの前にダイニングを設ける間取りです。キッチンとダイニングは独立したレイアウトになります。キッチンとダイニングをそれぞれ分けることで、広くスペースを使えて、生活しやすい空間に。

対面型は、キッチンからダイニングやリビングなど周りを見渡せるので、家族の動きを把握ができます。


一体型/横並び型


一体型/横並び型のキッチンの間取りは、キッチンの横にダイニングを一直線に並べるタイプです。キッチンカウンターを横に広くして、カウンターをダイニングにしたり、キッチン台にダイニングテーブルを横並びに配置にしたりと、キッチンとダイニングが近くにあり、機能的な空間をつくることができます。


対面型キッチンダイニングのメリット

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キッチンダイニングのスタンダードとしても人気のある、対面式キッチンのメリットはたくさんあります。


家族とのコミュニケーションがとりやすい


対面型キッチンダイニングは、キッチンに立って部屋の全体を見渡せるのが大きなメリットです。子供の様子を見ながら料理ができるので、余裕を持って家事ができます。家族と話しながら、キッチンで作業ができるため、コミュニケーションが取りやすいです。家族と楽しみながら過ごせる対面式ダイニングキッチンは魅力的なので人気が高いです。


料理をしている手元を目隠しできる


対面型のキッチンの前に、高めのカウンターをつけるとダイニングから料理や洗い物をしている手元が見えにくくなります。来客にお茶を用意する際にも、手元が見えるのに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。ダイニングにいる来客や家族とコミュニケーションをしながらも、手元は目に見えないようストレスなく作業ができるのがメリットです。



キッチン収納を確保しやすい



対面型キッチンの背面は壁になる間取りが多いはずです。背面には、食品庫や調理器具、食器の収納、炊飯器やレンジなど、大容量の収納をつくりやすいのがポイント。なにかと物が多くなりがちがキッチンですが、背面の壁に多くの収納ができるのは便利。施工会社に確認し、造作家具を設置するのもよいでしょう。


余裕のある空間がつくりやすい


対面型は、キッチンとダイニングそれぞれ別空間を自由につくれるので、余裕のある空間がつくりやすいのもメリット。キッチンは、料理に集中したり、収納を充実させたりとゆったりとしたスペースを有効活用し、作業ができます。余裕のあるダイニングスペースなら、家族でゆっくりと食事を楽しめます。余裕のある空間がつくれる対面型は、バランスの良い広さのキッチンダイニングになるはずです。


対面型キッチンダイニングのデメリット


多くのメリットがある対面型キッチンダイニングですが、デメリットもあります。施工前に、不安な点は工務店に相談し対策を考えましょう。


家事動線が長い


対面型の間取りは、キッチン、ダイニングとそれぞれのスペースを設けるため家事動線が長くなるのがデメリットです。キッチンから回ってダイニングに配膳したり片付けしたりというのは、毎日のこととなると手間に感じる人もいるでしょう。

配膳や片付けを楽にするには、キッチンの前面にカウンターを設け、ダイニングテーブルをくっつけるなど工夫が必要です。


ある程度のスペースの広さが必要


対面型にすると、キッチン、ダイニングと別空間を設ける間取りのため、ある程度の土地の広さが必要となります。キッチンは、カウンター、通路、背面収納など。ダイニングは、テーブル、チェアなどを置けるスペースを設けなければなりません。

狭い部屋で対面型にしてしまうと効率の良い家事動線にならない可能性もあるので、あらかじめ施工会社と相談しましょう。

水はね、油はね、におい

ダイニングリビングと一体感のある空間である対面型は、においが広がりやすいというデメリットがあります。また、キッチンにカウンターがついていないアイランドキッチンなどは、油はね、水はねが気になるかもしれません。ダイニングの床や家具の掃除も、キッチンと合わせてする必要があります。

一体型/横並び型キッチンダイニングのメリット

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一体型/横並び型キッチンダイニングにもメリットがいくつかあります。



コンパクトなスペース



一体型または横並び型のキッチンダイニングは、まとまったスペースになるため、コンパクトになります。キッチンダイニングスペースが広く取れない場合や、リビングスペースを広くとりたい場合、収納を増やしたい方にはおすすめです。


家事動線が短い

キッチンとダイニングが一体化していれば、家事動線が格段に短くなるのもメリットのひとつ。忙しい毎日でも、すぐにキッチンとダイニングを行き来できるので、楽ちんです。



配膳や片付けが楽



一体型/横並び型は、キッチンとダイニングが隣り合わせになっているので、横移動だけで、配膳や片付けができます。対面型はキッチンを周って、ダイニングまで行く必要があるので、毎日の作業は手間に感じる方もいるでしょう。一体型横並び型は、家事の時間の短縮にもなりますよ。

ダイニングテーブルを料理台として


キッチンのすぐ横にダイニングテーブルがあるため、ダイニングテーブルを料理台としても使えるのも一体型のメリット。調理台がいっぱいになっている時には、ダイニングテーブルで調理ができます。買い出しの後、食材を一時おいておきたいときにも便利。広く作業スペースを確保できることも一体型のメリットです。



一体型/横並び型キッチンダイニングのデメリット


一方一体型にはデメリットがあります。あらかじめ注意点を知っておくことで、対策ができるのでチェックしてみてください。

スペースが狭い


キッチンとダイニングがつながったスペースなので、場合によっては圧迫感が感じられることがあります。キッチンスペース、ダイニングスペースともに、十分な空間が確保できているか、家族がダイニングにいても窮屈さを感じないかなど、シミュレーションしておくことをおすすめします。一体型/横並び型の場合は、余裕がたっぷりある間取りを考えましょう。


子どもがキッチンに手が届く可能性


キッチンには、包丁などお子様が手にすると危ない調理器具があります。キッチンの横にダイニングテーブルがあると、お子様が座っている時に、キッチンに手が届く可能性があります。危ないものを手にすることで、けがをする可能性も。安全性に配慮し、小さなお子様がいる場合はガードをつけたり、ダイニングテーブルをキッチンから少し離したりという工夫が必要です。


ダイニングテーブルに水はね


一体型/横並び型のキッチンダイニングは、シンクで洗い物をしている際に、ダイニングテーブルに水はねをする可能性があります。水はねをさえぎるガードをつけるなど工夫をすることで改善できます。


タイプ別キッチンの費用相場

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対面型と一体型/横並び型にはどちらも使い勝手のよいメリットがあります。でも、費用が気になるという人も多いのではないでしょうか。システムキッチンは、どの機能やグレードを採用するのかによって、大きく価格に違いがあります。そのため、対面型と一体型/横並び型どちらの費用が高いというのは一概にはいえません。



対面型の費用相場



新築住宅には、システムキッチンを設置するのが一般的であり、システムキッチンは、設備を増やすほど価格は上がります。対面型のシステムキッチンは、作業スペースがL字タイプと直線のI字タイプ、アイランドキッチンタイプが基本的なタイプです。価格は、おおむね60万円~180万円と考えましょう。対面型キッチンの場合は、ダイニング側の作業台の壁の仕上げを行うため、より価格が上がる傾向にあります。


一体型/横並び型の費用相場

一体型/横並び型のキッチンの費用相場は、システムキッチンと考えると70万円~120万円程と考えましょう。グレードや材質によって費用の幅があります。また、収納用の造作家具などもプラスするとさらに費用は上がります。

後悔しないリビングダイニングのつくり方

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後悔しないリビングダイニングをつくるには、どのようなポイントを抑えるとよいのでしょうか。ここからは、希望のリビングダイニングをつくるポイントをご紹介します。

ライフスタイルに合わせる

毎日使用するキッチンダイニングだからこそ、自分のライフスタイルに合わせたタイプを選ぶのがおすすめです。小さいお子様がいるご家庭は、安全に過ごせる配慮、忙しい方は家事動線がスムーズにできる工夫など、無理なく快適に過ごせるキッチンダイニングのプランを立てましょう。

理想的なテイストに合わせたデザイン

キッチンダイニングで心地良く過ごすには、理想のテイストに合わせたデザインを選ぶことも大切。カラーや壁紙、床、インテリアにもこだわりましょう。さまざまな施工事例やアイデアを参考に、自分好みのキッチンダイニングを探してみるのも楽しいですよ。見た目にもこだわった素敵なキッチンダイニングを計画しましょう。

照明にこだわる

照明もキッチンダイニングの雰囲気づくりに重要な要素です。ペンダントライトや間接照明を上手く利用して、カフェのような落ち着く空間をつくれます。電球も寒色系、暖色系と統一することで、雰囲気の良いキッチンダイニングを作ることができます。

造作家具を取り入れる

造作家具とは造りつけ家具のことです。キッチンやダイニングに合ったサイズの家具を付けることで、無駄のない空間活用ができます。家具もデザインや素材にこだわり、スタイリッシュでおしゃれなキッチンダイニングに。造作家具を工夫すれば、大容量の収納が可能です。造作家具は後付けするのは難しい面もあるため、新築住宅を建てる際に構造から設計をしている施工会社に便利な家具を取り付けられる方法を確認しましょう。造作家具は、耐震にもすぐれているのでおすすめですよ。

大きな吹き抜けの開放感たっぷりリビングの家【施工事例】

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大きな吹き抜けを設置した開放感あふれるLDKを実現された施工実例です。日光が入る明るい空間に、さらに明るいカラーコーディネートで開放感を演出されています。

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リビングを主体とした間取りは使いやすさと一体感があり、見どころです。明るい空間づくりを心がけ、窓の位置、周辺の建物に注意を払いながら設計しました。

 

(富山市 株式会社すまいるほーむ 施工事例より)

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快適さを叶える理想のキッチンダイニングを|まとめ

今回は、キッチンダイニングの間取りについて、対面型、一体型/横並び型についてご紹介しました。日々の生活で欠かせないキッチンダイニングは、使い勝手と心地よさをとことん追求し、暮らしに合った間取りを選びたいものです。

 

快適さを叶える理想のキッチンダイニングを実現するには、建築の設計前にたくさんの情報を集めておくとよいでしょう。インターネット検索で実績のある施工会社を探すのもおすすめ。ハウスメーカーや施工店の無料のカタログや詳細な資料をホームページより請求するのもよいでしょう。

施行実例の写真やお気に入りのカフェなどからも、理想のキッチンダイニングをイメージしやすいですよ。自分の住んでいるエリアの施工会社や住宅メーカーに電話で予約をして、モデルハウスやイベントに出かけてみるのも良いでしょう。住宅を建てる施工会社には不明点等相談し、じっくりプランニングしてくださいね。

 

すまいるほーむでは、長年住まいづくりに携わってきた実績と、経験豊富な担当者がお客様との打ち合わせを入念に行い、適切なアドバイスをいたします。豊富な現場経験を持つスタッフが快適な家づくりをご提案します。

 

注文住宅をお考えのお客様は、ぜひお気軽にすまいるほーむにお問合せください。


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