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2023/08/30

平屋に吹き抜けをプラスして建てる家|注文住宅のおしゃれな外観や施工事例勾配天井についても解説

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「吹き抜けのある平屋の注文住宅を建てたい」と憧れを持っている方は多いのではないでしょうか。吹き抜けで勾配天井のある家は、外観もスタイリッシュでおしゃれ。新築住宅の中も明るい空間になります。でも、「吹き抜けをつくるとデメリットもあるのではないか」と不安になる方もいるでしょう。今回は、平屋に吹き抜けをつくるときのメリット、デメリット、勾配天井や外観など施工事例も合わせてご紹介します。


平屋の吹き抜けって何?

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平屋の吹き抜けとは、1階の天井と2階部分の天井がつながっている空間のこと。いままでの平屋は、普通の屋根を持った一階建ての家が多かったのですが、最近では吹き抜けを設置するケースが人気です。平屋の場合は1階部分の天井を高くし、屋根を勾配天井にすることが多く、家の中が明るくなり外観もおしゃれに。内装のデザインや間取りもスタイリッシュになります。

吹き抜けと勾配天井の違い

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吹き抜けとは2階の床を作らず、上下の空間がつながり、天井が高い位置にある空間のこと。勾配天井とは、屋根の勾配に合わせて斜めにした天井で、傾斜天井ともいわれるものです。本来であれば屋根裏になる部分を部屋の一部として使うということです。

 

平屋は2階部分がないので、勾配天井にすることで開放感のある吹き抜けスペースが生まれます。



平屋に吹き抜けをプラスすると外観はおしゃれに


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平屋は2階部分がないため、屋根デザインを自由にできるのが魅力です。吹き抜けをプラスするには、屋根を比較的急な傾きにする必要があります。そのため、片方の屋根の位置が高くなる片流れ屋根にするケースが多いです。

 

片流れ屋根にすると、外観はシンプルでスタイリッシュな印象になります。モダンでおしゃれな外観を希望される方にはおすすめですよ。


平屋に吹き抜けのメリット

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平屋を建てるにはメリット、デメリット両方があり、知識を持っておくことでさまざまな工夫や対策ができます。

 

<平屋のメリット>

・フラットでシンプルな空間づくりができる

・バリアフリー性があり、高齢の方が移動しやすい。

・ワンフロアで家族と顔を合わせる機会が多く、程よい距離が生まれる。

・生活動線がシンプルで生活しやすい。

・地震や風に強いといわれている。

・和室の小上がりや中庭などデザインの工夫がしやすい。

 

<平屋のデメリット>

・平屋は生活スペースを1階におさめる必要があるため広めの敷地が必要。

・延床面積が狭く、収納場所が少なめ。

・床下浸水の対策を考える必要がある。

・周辺の建物の影響で日光が当たりにくい。

・風通しが悪くなりがち。

・建築費用が高め。

 

吹き抜けを設置することで、平屋自体のデメリットをある程度カバーできます。ここからは、平屋に吹き抜けを作るメリットをご紹介します。


自然光が入る


平屋に吹き抜けをプラスするメリットはなんといっても、自然光が入ること。平屋は、土地のまわりに高い建物がある敷地だとどうしても、薄暗く見えます。吹き抜けの高い位置に大きな窓を設置すれば、太陽の光が入り、全体的に明るい居住空間になりますよ。採光が取れると、寒い冬でもぽかぽか。日向ぼっこもできます。日当たりが良い吹き抜け部分を活用して木や花を育てるのもおすすめです。


開放感のある空間が広がる


平屋の吹き抜けは、天井が高く開放感があります。縦空間が広がる吹き抜けは、実際の面積以上に広く感じる効果があるからです。人が集まるリビングに吹き抜けはとくにおすすめ。心地よい空間で家族の程よい距離を感じられます。コミュニケーションもスムーズになりますよ。

 

また、LDKのような家事動線が必要な部分では、圧迫感があると動きづらく感じることも。開放感があるだけで、気持ち的にも暮らしやすい家になるはずです。



おしゃれな空間づくりができる



吹き抜けを設置するとおしゃれな空間づくりができるのもメリット。吹き抜けは、開放感があり明るいというだけでも、スタイリッシュな雰囲気のスペースになりますが、玄関、ダイニング、リビング、階段など自分の好みの場所をデザインできます。

 

吹き抜けにおしゃれな照明をつけるのもおすすめ。シーリングファンと照明がセットになった「シーリングファンライト」を設置することで、欧風スタイルやインダストリアルな雰囲気を出すことが可能。

 

平屋自体も、間取りや天井の自由度があり、家族でくつろげる理想の家づくりができますよ。

施工会社のモデルルームやイベントに行ってみると、実際のデザインイメージがわきやすくなります。関連サイトから、工務店のコラムや施工事例を参考にしながら、実現したい家づくりを念入りにプランニングしてください。不明な点は、気軽に施工会社へ問合せなどでクリアにしておくことも大切です。


風通しがよくなる


注文住宅の吹き抜けに大きな窓をつけて、開けられるようにすれば室内に風を取り込めます。平屋は、2階建てと比べてワンフロアの構造なので、土地の周りの環境によってはどうしても風通しが悪くなります。吹き抜けをつくり高い位置に窓を設置することで、空気の流れがよくなり快適な空間に。空気循環がスムーズになり、掃除の後も換気ができます。

 

また、温かい空気は上にいくため、吹き抜けにより1階に熱がこもりづらくなります。機能的なシーリングファンをつければ、さらに換気効率が上がります。


ロフト、スキップフロアをつけることができる


平屋は、床面積の確保が難しいため、居住空間や収納スペースが限られてしまいます。吹き抜けをつけると高さを確保でき、ロフトやスキップフロアをつくることが可能。ロフトやスキップフロアがあると、高い位置に開閉できる窓を設けやすく、自然光を取り込んだり風通しをよくしたりとメリットも。パーソナルスペースや収納として、子どもの遊び場としても活用できます。シンプルな間取になりがちな平屋が、デザイン性のあるおしゃれな空間になりますよ。


平屋に吹き抜けのデメリット


平屋のデメリットをカバーする吹き抜けですが、天井を高くすることによりデメリットも生まれます。デメリットを知っておけば、早めに対策ができ悩みを解決できるのも事実。ここからは、平屋に吹き抜けをつけるデメリットと解消方法をご紹介します。


光熱費の心配


吹き抜けは、縦に空間が広がるので冷暖房が効きづらく、光熱費が心配な方も少なくないはず。たしかに吹き抜けのない平屋の方が、空調効率はよいかもしれません。でも適切な対策をすれば解消できます。

 

夏場は、吹き抜けの窓から日差しが入りやすいので、吹き抜けの窓にはカーテンやロールスクリーンをつけます。また、エアコンとシーリングファン、サーキュレーターを利用して空気循環をよくすることで、光熱費の使い過ぎを防げます。

 

冬場は、昼間は吹き抜けの窓からの太陽光のあたたかさ、夜はエアコンと床暖房をうまく組み合わせることであたたかな空間をつくれます。

 

吹き抜けをつくったとしても、夏も冬も快適過ごしたい方は、高性能の断熱住宅がおすすめです。柱の間に断熱材を入れる「充填断熱」と家の外から断熱材をすっぽりと覆う「外張り断熱」を組み合わせた「W断熱」住宅なら、家の外と中の熱がそれぞれ伝わりにくくなります。そのため、暑い夏は家の中が温まることを防ぎ、寒い冬は、家の中が寒くならないよう防ぐので省エネにも効果的。W断熱を標準装備している施工会社があるのでチェックしてみましょう。

 

断熱は、後々リフォームやリノベーションで設置するとなると費用や工事期間もかかります。

新築住宅を建築する際にしっかりと設置することが大切です。


掃除がしにくい


吹き抜けをつくると、掃除をしにくいのがデメリットです。高い位置に設置した窓や梁などは、埃がたまりやすく、湿気が多いとカビが生えることも。空気循環をしていても、避けられない汚れは存在し、掃除をするしかありません。手が届かない場所は不便で、脚立を用意して掃除するにしてもうまくいかないケースが多いです。

 

吹き抜けの掃除しやすい位置に、スキップフロアを設置するのも対策のひとつ。掃除用の通路をつくることも可能です。それでもうまく汚れが取れなく気になるときは、掃除の専門業者へ依頼するのもよいでしょう。


音やにおいの広がり


吹き抜けは、住まいの中でも、LDKと組み合わせるのが一般的。そのため広い空間に音やにおいが広がりやすいのがデメリットです。

 

キッチンで調理した料理のにおいが天井までの空間に広がることも。吹き抜けに近い場所には、洗濯物やにおいが移ると困るものは置かないようにしましょう。風通しをよくし、料理の際は家全体が換気できる工夫をするだけでもにおいの広がりは格段におさえられます。

 

また、吹き抜けに設置したロフトやスキップフロアは間仕切りがないため、一階で音楽を聴いていると、ダイレクトに音が聞こえます。プライベート空間は、個室を設けるなど、リビングやダイニングと音がバッティングしても問題ないよう間取りを考える工夫が必要です。


建築費用が高くなる


吹き抜けをつけると建築費用が高くなるのもデメリット。「2階がない分安くなるのでは」と考えがちですが、天井が高い位置にあるので、足場代や内装工事などで価格が上がります。吹き抜けをつけると、坪単価プラス40万円~というのが一般的な相場です。

 

ロフトやスキップフロアをつけると、床面積が増え、階段や壁クロス、窓の追加工事もあるので、さらに建築費用が上がります。

 

吹き抜けの費用が予算に収まらないようであればデメリットを考慮し、本当に必要なのかを検討しましょう。

 

吹き抜けは日当たりや風通し、おしゃれな空間としても、デメリットを上回るメリットが大きく、非常に便利な空間です。現在の生活はもちろん、未来のライフスタイルを考えながら念入りに計画を立てましょう。


大きな吹き抜けで開放感たっぷり!施工事例

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大きな吹き抜けで開放感たっぷりのリビングを実現させた施工実例です。


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リビングの内装は明るいカラーコーディネートでさらに広々とした開放感を演出しています。


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リビングを主体とした間取りにし、使いやすさと一体感が見どころ。

明るい空間づくりにこだわり、窓の位置や周辺の建物に注意を払いながら設計しました。

 

(富山市 株式会社すまいるほーむ 施工事例より)




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平屋に吹き抜けをプラスしておしゃれな住まいで暮らす|まとめ



今回は平屋に吹き抜けを作るコツやポイントを解説しました。吹き抜けのある平屋は、メリットとデメリット両方があります。注意点があったとしても、それを把握し対策を行うことで住みよい暮らしを手に入れられます。

 

吹き抜けのポイントや注意点などは、自分の住んでいるエリアの工務店を探して相談してみましょう。地域のハウスメーカーであれば、モデルハウスでの見学会を予約することや企業のイベントに気軽に参加できます。時間がない場合は、無料の資料請求をしてみるのもおすすめ。アフターケア、保証なども踏まえて、実績のある施工会社を選び検討してください。安心して施工を依頼できる店舗であれば、予算に合わせた提案を聞けるので後悔のない「My home」を実現できるはず。

 

この記事を参考にぜひ素敵なマイホームを実現させてくださいね。


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