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換気
2023/07/27

新築戸建ての失敗しない換気の選び方!第一種換気システムと第三種換気システムの違いは?

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新築戸建てを検討する中で、適切な換気システムの選び方はご存知でしょうか?「換気」と聞くと、なんとなく大事そうだと感じるかもしれませんが、具体的に何を意味し、何のために必要なのかを正確に理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。


今回の記事では第一種換気システムと第三種システムの違いについて詳しく解説し、それぞれのメリット・デメリットを比較します。これからの住まいに最適なシステムを選ぶ参考にしてください。

換気システムの必要性と基本


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換気システムとは、建築物内の空気を新鮮な外部空気と交換し、室内の空気品質を保つための重要な設備です。これは家屋やオフィスなど、人々が長時間過ごす閉鎖空間で必要をされるものです。


換気システムの主な目的は3つあります。一つ目は、酸素を供給し、二酸化炭素を排除することで、生活空間の空気を新鮮に保つことです。人々が呼吸することで生じる二酸化炭素が増加しすぎると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、換気によって十分な酸素供給と二酸化炭素の排除を行う必要があります。


二つ目の目的は、湿度を調整することです。特に風呂場やキッチンなど、湿度が高くなりがちな場所では、適切な換気が必要となります。過度な湿度はカビの発生を引き起こす可能性があり、これが呼吸器系の問題やアレルギーを引き起こす原因となります。


最後の目的は、室内の有害物質を排除することです。家具や建材から発生する化学物質、調理過程で生じる微粒子やガス、タバコの煙など、室内にはさまざまな有害物質が存在します。これらを適切に排除しないと、健康に害を及ぼす可能性があります。


したがって、換気システムは、快適で健康的な室内環境を維持するために必要不可欠なシステムなのです。これらの重要な機能を理解し、自分の生活環境に最適な換気システムを選ぶことは、我々の健康と快適さに直接関わる重要な決断と言えるでしょう。


換気システムの種類

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換気システムは主に三つの種類があり、それぞれが異なる目的と状況に対応するために設計されています。各システムはそれぞれ異なる性能と利点をもつため、お住まいの地域の気候、予算に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。

第一種換気システム


第一種換気システムは、給気と排気をともに機械的に行う換気システムを指します。これにより、計画的に一定量の空気の入れ替えを行うことが可能であり、その効率性と安定性から広く採用されています。

第二種換気システム


第二種換気システムは給気を機械換気、排気を自然換気で行う方式です。新鮮な空気の供給を保証しつつ、エネルギー消費を抑えられるメリットがあり、不純物の侵入を防げます。これは特にクリーンルームや食品工場などで多く使われています。一方、風がない日など排気効率が落ちると給気の効率も下がります。また、給気装置の運転には電力が必要で、初期・メンテナンスコストも考慮が必要です。

第三種換気システム


第三種換気システムは給気を自然換気、排気を機械換気で行う方式です。機械換気により室内のニオイや水蒸気を迅速に排出し、それが他のエリアに広がるのを防げます。これは厨房や浴室、トイレなどに適しています。一方、給気は自然換気に依存するため、天候や風の有無により換気効果が変わることと、閉め切った環境では給気が滞る可能性があります。

第一種換気システムの特徴

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換気システムが三つの種類からなることはわかりましたが、ここからは戸建て住宅で使われることが多い「第一種換気システム」と「第三種換気システム」の特徴をメリット・デメリット踏まえてご説明します。

第一種換気システムメリット


第一種換気システムは給気と排気の両方を機械的に行う換気方式で、一定の風量を保証できるのが大きなメリットです。これにより、換気量を計画的に制御し、常に新鮮な空気を供給することが可能となります。これは、室内の空気品質と快適さを一貫して保つために重要です。また、このシステムは外部の天候に影響されず、風がない日でも一定の換気を確保できます。さらに、部屋ごとや階層ごとに換気量を制御することも可能で、生活スタイルや空間の使用方法に合わせた柔軟な換気管理が行えます。

第一種換気システムデメリット

第一種換気システムにもいくつかのデメリットがあります。最も顕著なのは、電力を必要とすることです。このため、電力供給が断たれた場合、換気機能が停止してしまいます。また、機械換気のため、設備の初期設置コストや電力費がかかり、定期的なメンテナンスも必要となります。換気装置のモーターやファンから発生する騒音も問題となることがあります。さらに、給気と排気が機械制御で完全に独立しているため、不適切な管理が行われると室内の湿度や熱のバランスを崩す可能性もあります。

第三種換気システムの特徴

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第三種換気システムの特徴は、給気を自然換気、排気を機械換気で行う点です。第三種換気システムのメリット・デメリットも詳しく説明していきます。

第三種換気システムメリット


このシステムの最大のメリットはそのシンプルさとコスト効率です。換気システムが比較的シンプルであるため、設置費用は抑えられます。また、排気を機械で行いますが、給気は自然に行われるため、電力消費を抑えることができます。これは、ランニングコストを抑制する上で非常に重要な要素となります。


さらに、システム自体のメンテナンスも比較的容易であり、フィルターの交換や清掃などは一般的な家庭でも手軽に行えるのも特徴です。

第三種換気システムデメリット


第三種換気システムの給気が自然換気なため、住宅の気密性能が低いと外部からの隙間風が容易に入り込む可能性があります。機密性が高すぎても、換気が滞り、新鮮な空気の供給が不足することもあります。適切な空気の流れを確保するためには、建築時に気密性と通気性のバランスを考慮した設計が必要となります。


また、機械的に行う排気は、室内の空気をそのまま外部に排出します。これは室内の温度制御に影響を与え、特に冷暖房を使用している時期にはエネルギーロスとなり、冷暖房費が増加する可能性があります。


これらのデメリットを理解し、自身の住環境に最適な換気システムを選択することが重要です。


「ダクト式」と「ダクトレス」違いは?

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ダクト式換気システムの大きな特徴は、空調や換気を一元的に管理し、全室を均一に換気できる点です。一つの換気機械からダクトを伸ばして各部屋に空気を供給・排出します。

この方式ならば、外部に直接面していない部屋でも、換気ダクトを通じて効率的に換気を行うことが可能です。


「ダクト式」のメリットは、吹き出し口の位置を自由に設定できる柔軟性があります。これにより、室内環境に合わせた換気経路を確保することができます。また、壁や天井内にダクトを設置するため、外部の騒音が室内に直接入りにくいのも特徴です。


しかし、「ダクト式」の設置は専門的な知識と技術が必要であり、設置費用やメンテナンスコストが高くなります。ダクトの設計と設置は、家全体の構造と換気の効率を考慮した上で行わなければならず、そのためには経験豊富な専門家の協力も必要です。これらを考慮し、住環境と予算に合ったと予算に合った最適な換気システムを選択することが重要です。


「ダクトレス」のメリットはメンテナンスの手軽さです。換気ダクトがないため、ダクトの管理が不要で、フィルターの掃除も簡単に行うことができます。専用フィルターはネットで購入可能で、交換も家庭で手軽にできます。

毎日取り込む空気だからとことんこだわろう!


「すまいるほーむ」では、お客様の快適な生活を最優先に考え、先進的なダクトレス換気システムを利用しています。このシステムは多孔質セラミック製蓄熱エレメントを使用し、空気中の熱と湿度をうまく調節します。これにより、室内の温度を一年を通して適切なレベルに保つとともに、過乾燥や、結露、さらにはそれらが原因となるカビカビやダニの発生を抑制します。


また、ダクトレス方式ならではのメンテナンスの手軽さも魅力です。ダクト清掃を省き、清潔な空間を長く保つことができます。「すまいるほーむ」はいつでも清潔で、快適な住環境を提供します。気になる方はお気軽に体験会や、資料請求をしてくださいね。




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